たまにはレビューじゃなくて

たまにはレビューじゃなくて、モバイルとも関係ないことを書こうと思います。

先日、福知山線で発生した事故。500人を超す死傷者が出たということに深い悲しみを感じます。そして、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、怪我された方の早い回復を願います。また、このような事故が再発せぬよう願います。

自分は専門家でもなく、原因はわかりませんが、今回の事故はやはりハードとソフトの問題だったのでしょう。例え優れたハードウェアやルールが存在していても、ソフトウェア−今回は人間ですね−に問題があれば、多重化した安全装置があっても、危険が発生するわけです。昨日のウイルスバスターの事件もそうですし、数ヶ月前に四国で起きた特急電車が終点駅に突っ込んだ事件もそうでした。

それでは、どうするべきでしょうか??
これは難しい問題です。人間を排除可能なほど優れたシステムを構築していくべきか、それとも人間の教育をさらに進め、人間をバックアップしていく体制をさらに構築していくべきか、私はそう考えました。
前者の場合、大抵の方のウイルス対策がそんな調子だと思います。自分はNorton Internet Securityを使っていますが、ほとんど意識しないで、安全を確保してくれます。しかし、私は以前、ウイルス定義をアップデートしていたにもかかわらず新種のトロイの木馬によってデータを削除されてしまったことがありました。人間を排除可能なシステムがあったとしても、そのシステムは人間が作ります。そのシステムを構築した人間の想定外の出来事が発生した場合、危険が発生します。
それ以降、私はウイルス対策ソフトを妄信するではなく、ルーチン化したバックアップを行うようにし、また、ウイルスに関して情報を集め、ウイルス対策を自分でも行うように心がけるようにしました。当然、自分はウイルスの専門家でもありませんので、バックアップをウイルス対策ソフトに行ってもらっています。

今回の事故の原因がわかったとして、それが何であったとしても、ルールを作ったり、新しいシステムを導入するだけではなく、教育というものも重視されるべきでしょう。何か新しい技術で問題が解決する、それは確かにすばらしいことかもしれませんが、それでは問題の原因のひとつは解決されないままということになります。教育やシステム、ルールなどによって多重層化した安全の確保を目標にすべきでしょう
素人からの提言でした。

P.S.
問題が発生しても、それ全体で幅広く受け止めていくことで、リスクを分散させていくという発想は可能なのかと考えてみようと思います。